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創業者の孫で、会長まで務めた人物が 子会社に26回にわたる無担保融資をさせ 106億円もの不正支出を阻止できなかった 『大王製紙』… バブル期の投資に失敗し その損失を隠し続けてきた 『オリンパス』… 企業が…迷走している。 ここ10年で、盛んにもてはやされた 『コーポレート・ガバナンス(企業統治)』 『社内コンプライアンス(法令遵守)』 イメージアップのため 各企業は先を争って実施し 如何に先進企業であるかを誇示した。 しかし、その実態が…これ…だった。 バブル景気に浮かれ M&A・世界的な投資合戦に乗り遅れまいと 大企業経営者はリスクも考えず 『イケイケ経営』を繰り返した。 銀行は、大口貸付をするため 違法スレスレの会計手口を指南した。 多くの企業が決定を迅速化するため 取締役会の議決を簡素化したり 社長などの権限を強化していた。 社長の友人や取引先の経営者が 就任していた社外取締役は飾りの存在 不正や暴走をチェックする取締役会は形骸化し 最後の砦とも言える監査法人も 企業の無理な資金繰りに目をつぶり 暴走を助長してしまった。 バブルが弾け ほとんどの企業が損失を抱えた。 しかし、目の前の泡を掴むための 経営システムは停まらない。 損失を隠し、生き残りをはかるため 更なる企業買収や合併を目指していく…。 株主が『おかしい…』と感じても データは隠されており証拠を手に入れ 『株主代表訴訟』を起こせる可能性は 限りなく…ゼロに近い。 日本独特の家族経営主義は 結束の堅い経営チームの力で 会社を発展させ、国の経済を押し上げてきた。 経営者は、創業の精神を守り 終身雇用で、社員の生活を守って 会社と共に向上していこうと働いた。 1970年代のオイルショック不況を 日本の経営者たちは 創意工夫と積極経営で乗り切った。 ほとんどリストラをしなかったやり方は 大量の失業者を出した 欧米の大企業とは大きな違いを見せたのだ。 日本企業は… 目に見える繁栄と大きな金を手に入れたが 目に見えない大切なモノを失ったのではないか…? |
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